CAD/CAM冠(ハイブリッドクラウン)

~保険適用になる白い被せ物の種類が増えました~

田代歯科ではこのたび、CAD/CAM装置(ドイツのシロナ社のCAD/CAMシステム)取扱医療施設として厚生労働省より認定をうけ、 患者様に提供できる体制が整いました。
修復物(詰め物や被せ物)の設計から製作までを行うことができる最新のCAD/CAMシステムを導入することで、 これまで患者様におかけしていたご負担やご不便を大幅に軽減することができます。

CAD/CAM装置は、先端デジタル技術で3Dスキャナーにより患者様の歯型をコンピューターがデータを読み取り、 設計して自動的に削りだして作ることができます。素材は、セラミック(陶器)とレジン(プラスチック)を混ぜたものになり、 従来の保険適用の素材よりも丈夫となっています。


■保険適用で白い歯を・・・

CAD/CAM冠(キャドカム冠)とは、白いかぶせ物です。
一部の歯のみ保険適用でしたが、2020年4月からはその範囲が増え、 上下第一小臼歯・第二小臼歯・第一大臼歯(真ん中の歯から4番目、5番目、6番目の歯)に対して保険適用になりました。
令和2年度診療報酬改定(2020年9月1日)により、前歯部CAD/CAM冠が保険適用となり、 上下顎前歯(中切歯、側切歯、犬歯)に対して保険適用になりました。
以下の歯については、CAD/CAM冠(キャドカム冠)での治療が保険適用となります。
CAD/CAM冠(キャドカム冠)
保険診療できる白い歯CAD/CAM冠(キャドカム冠)

前歯(中切歯、側切歯、犬歯)

小臼歯(4番目、5番目の歯)無条件で適用

大臼歯(6番目、7番目の歯)

※金属アレルギーの患者さまの上下6・7番(金属アレルギーを証明する医師の診断が必要となります)

※金属アレルギーを有してない場合でも、上下両側7番が全て残存し過度な咬合圧がかからない場合において上下顎6番

保険適用で白い歯を
従来、虫歯などの治療でかぶせ物をした場合、保険治療では銀歯以外の選択肢はありませんでしたが、 このCAD/CAM冠(キャドカム冠)を採用することによって、保険適用内で白い歯を実現できるようになったのです。

■CAD/CAM冠のメリット

  • 保険適用なので安い(3割負担で9,000円前後)
  • 美しい透明感の色
  • 金属アレルギーの心配がない
  • 衝撃吸収性を持つ素材(噛んだ時のあごへの負担を軽減)
  • プラスチックと比べて汚れが落ちやすい
  • 銀歯より目立たない
  • 硬すぎないので、重なる歯を傷つけない

■CAD/CAM冠のデメリット

  • 保険適用の歯が決まっている。
  • 取り扱いの歯科医院が少ない

患者様のご希望やお口の状態によって、被せ物の種類が違ってきます。
まずは一度ご相談ください。